「STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント」を読んで
会社でリーンプロセスの実践と啓蒙を行うような業務を最近しているので,「STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント」を読んでみて,気になったところをまとめました.
cf. Amazon.co.jp: STARTUP―アイデアから利益を生みだす組織マネジメント― eBook : ダイアナ・キャンダー, 牧野洋: Kindleストア
継続とピボットの勘所
- 負け戦が明白なのにプロジェクトの継続が目的化されるのは悪手
- 失敗を受け入れ向き合うこと
- 多少のインタビュー結果でピボットを早計にしない
- 市場は大きいので,想定している顧客層の偏頭痛級の課題を探求する
- インタビューの結果を受けて,ソリューションを現実的でコモディディ化しているものにピボットして落ち着かせたくなるかもしれないが,当初の夢とはかけ離れた平凡なものになってよいか自問すること
- スタートアップは企業の小型版ではない
- 不利なゲームだと分かっていながら運頼みで大金を投じない
- 小さく賭けて仮設の正しさを検証する.それまでオールインには出ない.
- 仮説が正しいかどうが検証するために使う資金は最小限にする.そうすることでまたゲームに参加できる.
インタビューの勘所
- 狙っている顧客層に相手が属している事を確認してからインタビューする
- 手当たり次第に誰にでもインタビューすればいいわけではない
- 何かを売りつけるわけではないことをインタビュー開始時にはっきりさせておく
- 完全に仕事モードにはならず,気軽におしゃべりしている雰囲気にする
- インタビューの質問はオープンエンドにする
- 「○○しますか?」はNG
- 本当の価値は相手が語るストーリーの中にある
- 潜在顧客の痛みについて正直に語ってもらう.誘導はしない.
- 偏頭痛級の問題について聞かれると人は語りたくて仕方がなくなる
- 相手が座っているときにインタビューする
- 潜在顧客が積極的に時間をお金をかけて問題解決しようとしていないといけない
- 正真正銘のニーズが存在するかを把握する
- 他にインタビューできる人がいないか必ず潜在顧客に聞く
- インタビューするのは創業者(会社の生死を決める人間)でなければ意味がない
- 部下は創業者にありのままを伝えない