「新1分間マネジャー」を読んだメモ
以前及川さんが1分間マネジャーについてツイートされてて,ずっと気になったのですが,やっと読みましたのでそのメモです. (読んだのは新1分間マネジャーの方)
会社で参考にしてもらおうと「1分間マネジャー」を持ってきた。平易な言葉で物語的に書かれているが、内容は普遍的で今でも通じるPeople Management論だと思う。https://t.co/VnfnrSfmuD pic.twitter.com/rYMQBlroxb
— 及川卓也 / Takuya Oikawa (@takoratta) March 13, 2017
及川さんがおっしゃる通り平易な文で読みやすく,遅読家にも関わらず2日ほどでサクッと読めてしまいました!
良いマネージャとは
- 世の中のマネージャのほとんどが,結果か人間のどちらかをもっぱら優先している
- 自分がいることで人にも組織にも恩恵を与えるのが良いマネージャ
- みんなが自分に満足するように助ける
- 自分自身に満足している人は,満足できる結果を生み出す
1分間目標
- 仕事の範囲,結果,期限,評価基準の認識を合わせる
- 本人が自分をマネジメントできるようになる
- AS-ISとTO-BEのギャップから,解決策を本人が考えられるようになる
- 人間にとって最大の動機付けは結果に対するフィードバックであり,そのためにはAS-ISとTO-BEが共有されなければならない.
- なぜ目標が共有されないのか
- ほとんどの人が,業績評価で間違いを指摘されるまで,フィードバックが得られない
- これは全員が優等生評価されてはならないという伝統的な間違いをマネージャが持っているから
- マネージャの誤解
- 多くのマネージャーは,部下が何を目指すべきかを知っていると誤って思い込んでいるが,実際には何を期待されているか部下はわかっていない
- ベールに覆われてボウリングをするような状態になっていることが多い
- 目標(期待)が明確かどうかの判定
- 「良い仕事をしているか?」に対して「わからない」「たぶん」ではなく,明確にYes/Noが答えられるか?
1分間賞賛
- メンバーが正しいやり方をしているところを見つける
- 本人が正しいやり方をしているか評価(自分で自分を賞賛)できるようになる
- 自信が生まれる
- 注意
- 最初のうちは概ね正しいやり方をしていたら受け入れる(賞賛する)
- あら探しをしない
- ほったらかしにして勝手に期待して期待に応えなかったらバッサリ,をしない
1分間修正
- ミス自体と向き合い,本人のフォロー(肯定)を行う
- ミスをすぐに検証し,1分で完結させ,後を引かずスムーズに仕事へ戻る
- コツ
- 早めにフィードバックを与えることで,お互いに溜め込まず,敵意を生まないようにする
- 自信を打ち砕くのではなく自信をつけさせる
- ミスを指摘し,人間性を肯定する
- やさしい後厳しいより,厳しい後やさしい方が効果が出る