ファラデーケージの自作
某国によるEMP(電磁パルス)攻撃や太陽フレアの脅威を不安視して,ファラデーケージを自作してみました.
原理的には導体で密閉された空間に保護対象の電子機器等を絶縁して配置すれば良いようですが,EMP攻撃や太陽フレアから保護するに十分な条件がわからないため,なんとなくで作っています.
保護対象は記録装置(HDD)です.
材料
- AG 21-0 目盛付 角型キッチンポット 24cm
(手付)
- ステンレス製で密閉できるものを選択
- HDDを入れることと,内部の装飾や絶縁素材の分だけ容積が必要なことを考慮
- 大きい方が板厚も厚くなるので,ギリギリよりも少し大きいものを選んだ
- アルミテープ
50mm幅*20m*0.08mm厚さ
- 鉄だけでなくアルミでも密閉するため
- ビニールテープ幅広S 黒 38mm×20m
- 絶縁のため
- ダンボール
- ケージ内部に絶縁空間を作るため
- アルミホイル
- アルミテープだけでは携帯電話の電波を遮断できなかったため
全部で8,000円くらいでした.
(写真+アルミホイルが材料)
作り方
キッチンポットの内側に隙間なくアルミテープを貼ります. 1重では携帯電話の電波は遮断できなかったので,2重に貼りました.
しかし,2重でも携帯電話の電波が遮断できなかったので,さらにアルミホイルを2重に貼りました.
内部に絶縁して保護対象機器を入れるため,ダンボールとビニールテープで箱を作って入れました.
これで蓋をした中に携帯電話を入れたところ,ほぼ電波遮断(まだ角度やタイミングによって繋がってしまうこともある)できました.
効果
携帯の電波はギリギリ遮断できましたが,EMP攻撃や太陽フレアから保護できるかどうかは正直不明です.
こちらのサイトによると素材による遮蔽特性も考慮する必要がありそうなので,素材の厚みや組み合わせを再考して,科学的な根拠に基づいたケージにいつか作り直してみたいです.